川崎市では、市内を本拠地とするさまざまなスポーツチームが活躍しています。
市内の競技場や体育館で、選手たちの迫力あふれるプレーを観戦!
さらにスポーツを通じて地域を盛り上げるイベントにも注目です。
地域に根ざし、トップを目指す選手たちに話を聞いてみました。
川崎フロンターレでは「スポーツの力で、人を、この街を、もっと笑顔に」をミッションに掲げ、チームの強化とホームタウンへの貢献を2本の柱として、市民・地域に愛され、親しまれ、誇りとなるクラブを目指しています。ホームスタジアムである「川崎市営等々力陸上競技場」では、年間でリーグ戦を17試合、それ以外にカップ戦を5試合程度行います。練習グラウンドは麻生区片平にあり、週1〜2日の休みを除いて毎日練習を行っています。
若手選手のなかでも注目株は、中原区出身の宮城天(みやぎてん)選手。川崎フロンターレ アカデミー出身でもあり、U-21日本代表候補です。U-18チームの練習拠点は「富士通スタジアム川崎(旧川崎球場)」ということもあり、アカデミー(育成組織)出身選手には川崎駅周辺の商業施設がお気に入りという選手が多いです。
川崎フロンターレでは、1997年のクラブ創設初年度から取り組む小児科病棟の慰問活動「青いサンタクロース(ブルーサンタ)」のほか、多摩川清掃活動「多摩川“エコ”ラシコ」や、市内の小学6年生に配布する「フロンターレ算数ドリル」などの制作を行っています。そのためJリーグ観戦者調査では「地域に大きな貢献をしている」クラブとして10年連続(2010-2019)で第1位という評価をされました。2022年からは、これからの活動を「川崎フロンターレSDGs」として位置付け、さらなる社会貢献に取り組む予定です。
武蔵小杉駅北口から徒歩すぐの場所に、公式グッズショップ&カフェ「AZZURRO NERO&FRO CAFE(あずーろ ねろあんどふろ かふぇ)」が2020年にオープン。フロンターレというチーム名にちなんで、店内には「フロ桶」や「フロ椅子」などおフロ(風呂)の要素を盛り込みながらも、入浴ならぬニューヨークスタイルのおしゃれな店構えになっています。
また、「フロンタウンさぎぬま」は関東最大級のフットサルコート6面を備え、フットサル以外にもヨガや体操、グラウンドゴルフなども楽しめます。2023年春には多摩区にアカデミーの拠点となる「フロンタウン生田」が開業し、サッカーグラウンドだけでなく、テニスコートや体育館、保育施設なども併設する予定です。
DATA
チーム名 川崎フロンターレ
●かわさきふろんたーれ
ホームスタジアム:川崎市営等々力陸上競技場
(川崎市中原区等々力1-1)
HP:https://www.frontale.co.jp/
クラブミッションとして「MAKE THE FUTURE OF BASKETBALL―川崎からバスケの未来を―」という言葉を掲げる川崎ブレイブサンダース。1950年創設の古豪として、Bリーグ発足以降は常に上位争いに加わっています。リーグチャンピオンと対をなすタイトル「天皇杯」では2021年、2022年と連覇を果たしました。
「川崎市とどろきアリーナ」をホームアリーナとして、年間30試合を戦っています。また、東芝の実業団スポーツとして長く川崎で活動し、2018年のDeNAによる承継後も幸区にある東芝小向工場の体育館で練習を行っています。川崎市出身の選手はいませんが、神奈川県出身の元バスケ日本代表のキャプテンも務めていた篠山竜青(しのやまりゅうせい)選手、今年新加入の納見悠仁(のうみゆうと)選手が活躍中。たくさんの選手が川崎市内に在住しています。
川崎ブレイブサンダースではバスケットボールやホームゲームを通じて、すべての人に「健康」と「働きがい」の機会を提供し、川崎をより「住んで幸せな街」にすること、にコミットするプロジェクト「&ONE」を発足。川崎市とも2020年9月に協定を結んでいます。代表的な取り組みとして、川崎市内の幼稚園・保育園に無料でバスケットゴールを寄贈したり、SDGs17項目の目標すべてにチャレンジする「&ONE days」というイベントゲームを行うなど、さまざまな活動を行っています。
武蔵小杉駅から徒歩3分の場所にできた「THE LIGHT HOUSE KAWASAKI BRAVE THUNDERS」では無料でバスケが楽しめるほか、オフィシャルグッズの販売、無料で読めるスポーツ漫画コーナーもあります。また、8月に京急川崎駅前に隣接して「カワサキ文化会館」がオープン。バスケ体験スペースのほか、ダンススタジオ、eスポーツ、カフェを備える若者文化発信創造拠点です。さらに10月には川崎駅東口の大型商業施設ラ チッタデッラ内にて、全天候型でフルコート2面およびクラブハウスを備える「KAWASAKI BRAVE THUNDERS COURT」も誕生します。
今後は川崎市内のミニバスケットボールチームを対象とした、川崎青年会議所が10年間実施をしてきたイベントを引き継いだ形で実施している「ミニモンスターバッシュ」の開催を予定しています。また、8月30日には「はじめしゃちょー&川崎ブレイブサンダースpresents DREAM GAME2022」を開催。人気動画クリエイターと川崎ブレイブサンダースの選手が「川崎市とどろきアリーナ」で熱戦を繰り広げます。
DATA
チーム名 川崎ブレイブサンダース
●かわさきぶれいぶさんだーす
ホームアリーナ:川崎市とどろきアリーナ
(川崎市中原区等々力1-3)
HP:https://kawasaki-bravethunders.com
新スローガンは「輝(かがやく)ーUNITE ALL ONE'S ENERGY―私たち一人一人が輝き、宇宙一輝く星を目指す。GO HIGHER!」。
V.LEAGUE DIVISION 1 WOMEN(V1女子)に加盟する女子バレーボールチームで、日本リーグで1回、Vリーグで6回、 黒鷲旗バレーでも2回の優勝実績があります。ホームタウンは神奈川県川崎エリアと東京エリア。日本代表には島村春世(しまむらはるよ)選手、古賀紗理那(こがさりな)選手、山田二千華(やまだにちか)選手が、今年からは小島満菜美(こじままなみ)選手も選出され、NECレッドロケッツからは4名の選手が活躍中。応援してくださるすべての方々と共に「宇宙一輝く星」を目指し、上昇し続けます!
川崎市は近くに多摩川も流れ、自然豊かな環境もたくさんあって過ごしやすい街。「NEC玉川アリーナ」を本拠地にしているため、選手たちはオフの日には川崎駅や武蔵小杉駅周辺の商業施設に出かけることが多いようです。チームのミドルブロッカーであり日本代表選手の島村春世選手や、セッターの塚田しおり(つかだしおり)選手は川崎市で育ち、市立高校の卒業生です。
NECレッドロケッツでは地域におけるよりよい社会づくりに貢献するためのプロジェクト「R-CONNECTION」を立ち上げ、さまざまな活動を行なっています。プロジェクトの一環として川崎市内の小学校や中学校でバレーボール教室を実施したり、春の交通安全教室にも参加しています。また、武蔵小杉周辺の商業施設と連携した清掃活動に参加し、街をきれいにしながら地元の人々との親交も深めています。
現在は10月末から開幕する“2022-23 V LEAGUE DIVISION 1 WOMEN”に向けて練習しています。10月29・30日は「川崎市とどろきアリーナ」にてvs埼玉上尾メディックス戦、1月12・13日にはvs JTマーヴェラス戦を予定。そのほかの試合情報はホームページで発表していますので、ぜひチェックしてください。
DATA
チーム名 NECレッドロケッツ
●えぬいーしーれっどろけっつ
ホームアリーナ:NEC玉川アリーナ
(川崎市中原区下沼部1753NEC玉川事業場体育館)
HP:https://red.necrockets.net
企画・編集/株式会社JTBパブリッシング
※この記事のデータは2022年8月25日現在のものです。